2019/10/07
2019年10月6日、東京・ベルサール御成門駅前において、第4回国際労働組合総連合アジア太平洋地域(ITUC-AP)の事前会議が開催された。連合代表の代議員として自治労の五十嵐友樹青年部長が参加した。(トップ写真:女性・青年事前合同会合で、グループ討論の結果を模造紙で示す五十嵐青年部長)
午前中は、青年事前会合で、青年の組織化を戦略的に検討するため、「労働組合運動における若年労働者の『組織化』」について議論した。
「ディーセントワークな労働条件」を議論するグループワークにおいては、若年労働者がどのように意思決定プロセスへ参画するかについて、香港やパキスタンの現状も聴き、日本の若年労働者の現状も紹介しながら、情報共有と議論を行った。
午後は、女性・青年事前合同会合において、今年のILO総会で採択された条約「仕事の世界における暴力とハラスメント」について議論した。
グループ討論では、インドやインドネシア、日本の参加者とともに、
- 暴力とハラスメントとは具体的にどんなものか
- 条約の対象にはだれが含まれるか
- 「仕事の世界」とはどういうことか
などを議論した。
連合の男女・雇用平等局の井上総合局長から、日本の現状と批准に向けた課題について提起した後、各国の批准に向けた取り組みについて意見交換を行った。
事前会合への参加により、地域大会のための事前学習とともに、AP地域の参加者と交流することができた。7日から三日間の日程で、地域大会が開かれる。
青年事前会合でグループワークに参加する五十嵐青年部長(左奥)
参考:国際労働組合総連合(ITUC)は、163の国・地域、331組織、2億799万人が加盟しています。日本では、連合が加盟しており、自治労は連合を通じて、ITUCの活動に参画しています。