2019/12/13
糖尿病予防のために、飲料の砂糖含有量を示すボードの前でチョーチョーウィン局次長(一番左)と牧田リーダー(一番右)
12月12日(木)、自治労の牧田彰一郎衛生医療評議会看護PTリーダー(静岡県本部)は、ミャンマーとタイの国境地帯にある移民のためのメータオ・クリニックを訪問した。
1980年代後半以降、ミャンマーの政治や経済の情勢悪化により、多数の少数民族がタイ・メーソート市に逃れ、移民労働者として暮らしてきた。ピーク時の移民労働者は150万人を超え、教育施設や病院などあらゆるものが不足していた。
メータオ・クリニックは1989年設立で、30年にわたり、国境地帯に暮らすミャンマーの人々の医療を支えてきた。今ではクリニックとはいいながらも病院の機能を果たしており、国境地帯に暮らす人々にとって、なくてはならない存在となっている。外科・内科・小児科・産婦人科、入院施設やリハビリ施設、薬局、医師や看護師の寮もある。
小児専門の看護師である牧田リーダーは、チョーチョーウィン局次長から説明を受けながら、特に小児科や産婦人科で、どのような治療や診察がなされているか、必要な設備や医療備品などが整っているか、医療費はどのような仕組みになっているか、生まれた子どもの出生証明はどうしているかなど、熱心に質問しながら視察した。
※自治労や自治労大阪府本部は、この地域で長年にわたり教育施設であるパラミ・ラーニング・センターの支援を行ってきた。13日(金)に行われるセンター20周年のイベントに参加するためにメーソート市を訪問した牧田リーダーは、移民労働者のための関連施設として、クリニック視察を行った。