2024/09/18
「しまね自治研」全体集会のメインは「自治研セッション」。「1%の仕事から考える。課題が価値に変わるとき」がテーマ。時代とともに変容する公共サービスを題材に、その「自治研的解決」を考える。自治研集会の「目玉」企画だ。
自治労はその準備の一環として、セッションの討議素材を提供するリソースパーソン=前田真さん(自治労東大阪)を講師に8月2日、「災害時の簡易トイレ講習会」を埼玉県・川口オートレース場で開いた。
前田さんの業務はし尿のくみ取り。水洗トイレの普及率は99%。まさに「1%の仕事」だ。各地で災害が相次ぎ、水洗トイレが使えず避難所の生活が困難に直面する事態を見て、「水洗トイレは災害時には使えない。『くみ取り』こそが必要」と考えた前田さん。防災士と防災トイレアドバイザーの資格を取得し、各地で講演活動を行ってきた。
会場の川口オートレース場は、災害時の一次避難所に指定されている。競走労働者は、災害時には避難者のトイレのお世話をする役目が期待される。さて、うまく対応できるのか?
この講習会での「トイレのプロ」による指南の様子の映像は、「しまね自治研」でのセッションで披露される。
(機関紙じちろう2024年9月15日号より転載)