第4回自治研UNDER35in高知県いの町・日高村

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第4回自治研UNDER35in高知県いの町・日高村

2023/10/12

場所や立場を変えれば地域の魅力が見えてくる

自治労は、「第4回自治研UNDER35全国集会」を9月22~24日に、高知県いの町・日高村で開催した。チームで地域の魅力と課題を発見し共有する活動を通して、未来の自治研活動の担い手の育成を図り、来年10月開催の島根自治研集会につなげていく。
おおむね35歳以下の自治労組合員を対象に、自治研活動を体験する場として始まった本集会。今回は、石鎚山系が連なり清流・仁淀川で知られる高知県いの町・日高村を舞台に、レンタサイクルや車を使い、地域の課題と“えいとこ”(よいところ)を探すフォトロゲイニング*に挑戦した。

9班は自転車で20キロを走り「沈下橋」(日高村)へ

参加者は87人。10班に分かれてまち歩きのフィールドワークを行い、地域の魅力や課題を見つけ、そのアピール方法や課題解決方法をグループで考えた。
まち歩きの終了後、グループごとに撮影した写真をもとに発表した。
最寄り駅のJR伊野駅がアニメ映画「竜とそばかすの姫」の舞台となっていることから「ご当地の限定品があれば、聖地に来たファンが盛り上がるのでは」といった意見や、沈下橋を巡ったグループは「幅が狭いのですれ違う時、落ちないか怖かった。蛍が見られる時期はナイト舟下りができれば素敵」など、フィールドワークを通じて感じた地域の魅力と課題を各班が発表した。
審査員を務めた地元単組からは、「町が認識している課題を、半日のフィールドワークでずばり指摘されたのは驚いた」「すぐにでもスモールスタートが切れそうな現実的な提案をいただいた」といったコメントが返された。
審査の結果、最優秀賞は6班と9班が獲得。具体的かつ実現性の高い視点が評価された。何気ない気づきを改善につなげることができる自治研活動。普段、仕事を通じてそれぞれの地域と向き合っている職員も、場所や立場を変えて仲間とともに見つめ直すことで得られる発見も多い。
今後もUNDER35の活動を通じて新たな自治研の魅力を掘り起こし、来年10月開催の島根自治研集会へとつなげていく。

 *フォトロゲイニング

地図をもとに時間内にチェックポイントを回り得点を競うゲーム。今回は、いの町・日高村の“えいとこ”と、「もっとこうならいいのに」という場所も採点ポイントとした。

 

 

松江市職員ユニオン発『公務員人生ゲーム』を体験

集会最終日は、島根県・松江市職員ユニオンが開発した「公務員人生ゲーム」を体験した。
このゲームは、公務員としてのキャリアデザインと組合関与の仕組みをボードゲームで疑似体験するもの。参加者は公務員人生で遭遇しがちな場面を、それぞれが持つスキルカードを駆使して乗り越え、自分だけの理想の人生を設計していく。 
それぞれが持つスキルを披露すると「ナイススキル!」と声がかけられ、盛り上がりを見せた。

全体で「公務員人生ゲーム」を体験

機関紙じちろう2023年10月15日号より転載

 

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