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評議会発

初のリモート交流会 2年ぶりに全国の青年女性の仲間たちと

第17回青年・女性交流会をウェブ開催

 

全国一般評議会は3月14日(日)、第17回青年女性交流会をウェブ形式で開催し、35人が参加した。この交流会は、学習と交流を通じた活動の活性化と、若年層の育成を目的に続けているが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となったため、2年ぶりの開催となった。いまだコロナの収束は見えないが、今年こそ全国の青年女性の仲間たちの交流の場を持とうと、初めてのリモート開催となった。

石川から宮本さんが開会あいさつを行い、交流会はスタートした。
冒頭、主催者を代表して、全国一評議会幹事(女性枠担当)の北島さんがあいさつに立ち「今、コロナによって社会的弱者があぶりだされている。私たち労働組合が、誰一人取りこぼさないような運動を進めていきたい。労働組合は、時代の空気を作り、社会通念を変えていける。この交流会での学びを、それぞれの持ち場に戻って、何を変え、何を守ろうとしているのかを自覚して取り組んでほしい」と述べた。

大阪・藤原さんを座長に交流会は進められた。自己紹介と各地方労組の活動取り組み報告の後、意見交換を行った。この1年は、コロナ影響により従来の活動ができなかったという報告が相次いだが、コロナ前の取り組み紹介を受け、他県での取り組みを参考にしたいと質問や意見があがった。たとえば、岡山では料理が得意な組合員を講師として料理教室を開催。組合員以外も参加対象に含め、組織化にもつなげていくというもの。この教室は好評で、状況が落ち着いたら再開していきたいとのことだ。女性の組織化を模索する参加者の参考となった。ほか、大阪では100人規模のバーベキュー大会を行ってきており、その規模の大きさに驚く声もあった。ビデオ上映会の取り組み事例は、コロナ禍でも注意をしながら実践できそうだという発言もあった。


料理教室の様子(岡山)。画面越しに写真を見せて説明してくれた。

 

第二部では、「春闘」「平和」「権利」という労働運動にかかわる3つのワードに対して何をイメージするかをボードに書き画面に映しながら、地方労組ごとに発表をしてもらった。

【3つのテーマから思い浮かべるもの ~参加者報告より~】

<春闘>

・賃上げと団結強化
・コロナ不況と賃上げ要求
・新型コロナを口実にした賃金カットや労働条件の改悪などをはね返そう!
・組合員全員の声を伝える
・コロナを理由にするな!
───など

<平和>

・平和なくして労働運動なし
・脱炭素と原発
・戦争させない、脱原発、護憲
・憲法9条が遵守!!

──など

<権利>

・組合に入ろう
・感染対策と罰則導入
・新型コロナに負けず働く権利を守ろう
・労働三権
・決して泣き寝入りはしない!

───など

各テーマについての発表とその後のフリートークを交え、意見交換を深めた。

最後に、福井・高橋さんより閉会のあいさつが行われ、交流会を締めくくった。
リモートによる交流は、表情や空気が伝わりにくい・声が聴きづらいなどの難しさもあったが、一方で、ウェブだから参加しやすかったという感想も聞かれた。「2年ぶりに交流会が開催できてよかった」「次こそは対面で」。参加者の思いを次につなげていきたい。