業種別発
木産協 青年層交流会を開催
3年ぶりに青年の仲間がウェブ上に集う
3月6日、全国一般木材産業協議会は第10回青年層交流会をウェブにて行った。 新型コロナウイルスの影響により、開催を2年連続で見送ってきたが、今年は青年部の仲間との交流を何とかして行おうと、ウェブ形式で交流会を実施した。 山形(天童木工労組)、福島(永大小名浜労組)、新潟(新潟合板振興支部)、石川(林ベニヤ七尾支部)、大阪・福井・山口(永大産業労組)の青年の仲間たちがウェブ上で交流をはかった。
例年、交流会は1泊で懇親会を含めて行ってきたが、今回はウェブ開催のため、各組織の会社・事業所の紹介をZoom上で発表することとした。
合板を製造する事業所、住宅・家具を作る会社など、木材産業の職場といっても主力商品は異なる。
製造工場における安全衛生の共通課題、他社の製造技術や商品について、ウッドショックの影響などの質問が飛び交ったほか、青年層の組合員に共通する課題について意見を交わした。
職場を超えて、若手社員の離職や新人が入ってこないというのが共通する課題である。またコロナ禍によって、レクリエーションや学習会も実施できていないというのも大きな悩みである。
これまで実施していた活動ができない分、どうやって組合員に還元していくかを試行錯誤しているところだ。
話す・伝える力は交渉にも活きる
今回、各組織の会社紹介というプレゼンテーションを行ったのは、「人の前で話す」という経験を培うためでもある。
春闘の交渉が本格化するが、団体交渉の場において「話す」力は重要となる。
ウェブ開催ゆえのプレゼンテーションという企画であったが、資料を作り上げたり、参加者の前で報告をしたりするという経験は今後の組合活動にも活きていく。
来年こそは対面での交流を行おうという思いを込めて、交流会を締めくくった。