2014/2/13

【参加者募集】「復興をめぐる問題を現場の実情から考える」公開シンポを開催します(2月18日)


「月刊自治研」でもおなじみの福島大学・今井照教授から、公開研究会のご案内です。

福島原発事故にともない、居住できない住民とその住民への対応を迫られる行政との間で生じている問題について明らかにし、認識を共有化する試みです。

2月初旬にちくま新書から公刊される『自治体再建―原発避難と「移動する村」』の記念シンポでもあるそうです。

どなたでも参加いただけます。

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自治体再建研究会・公開研究会
「復興をめぐる問題を現場の実情から考える」情報・意見交換会

 東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故から、2014年3月11日で3年となる。この3年間、本災害・事故に対し、被災地では復旧・復興と称した事業が遅ればせながらも進められてきた。また、復興政策も、帰還政策に始まり、現在では土地の国有化の話へと変化してきている。
 一方、一部の地域では、福島第一原子力発電所の事故によって役場が地域を離れ、住民も全国へ避難したままになっている。そのためこれまでの概念にはあてはまらない「自治体」や「住民」が厳然と存在することになった。
 このような現実を踏まえ、居住できない住民とその住民への対応を迫られる行政との間で生じている問題を議論し、意見交流することで現在と未来を少しでも見通しの良いものにしていきたい。

主 催:自治体再建研究会(共同代表:金井利之)
共 催:NPO法人とみおか子ども未来ネットワーク
日 時:2014年2月18日(火)18:15より20:30まで(18:00より受付)
場 所:東京大学本郷キャンパス農学部構内(弥生構内)総合研究棟5階505研究会室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_05_j.html
*南北線「東大前」駅が便利です(その他「本郷三丁目」「春日」「根津」駅から徒歩ですが、多少、時間がかかります)
内 容:
    基調講演:自治体再建-「移動する村」とは何を意味するのか?(30分)
         福島大学行政政策学類教授 今井照
    休憩(5分)
    パネルディスカッション:視点の相違と類似から見えるもの(100分)
         NPO法人とみおか子ども未来ネットワーク理事長 市村高志
         富岡町役場総務課課長補佐 菅野利行
         福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任准教授 佐藤彰彦 
         東京大学大学院法学政治学研究科教授 金井利之 
         コーディネーター 読売新聞東京本社編集委員 青山彰久

申 込:下記「こくちーず」サイトから、所属と氏名をご連絡ください。
    http://kokucheese.com/event/index/147648/